■ 年齢・性別
70代女性
■ 主な症状
変形性股関節症・坐骨神経痛
■ 来院のきっかけ
家業が酒屋であったため、
若い頃からビールケースや灯油を4階まで運ぶなど、
長年にわたり体を酷使する生活を続けてこられました。
阪神大震災のあと、
仕事量は減らしたものの、
腰や股関節の痛みは徐々に強くなっていきました。
約10年前に
変形性股関節症と診断され、
その後、
股関節の痛みに加えて
坐骨神経痛による痛みやしびれも続くようになりました。
股関節の変形は進行しており、
手術を勧められている状態でしたが、
現在のところ手術は選択せず、
病院でのリハビリを続けながら生活しておられました。
日常生活では、
- 二階のリビングへの階段の上り下りがつらい
- 両膝に力が入らず、カクンと抜ける感覚がある
- 夜中に足がよくつる
といった症状に困っておられ、
階段の上り下りを少しでも楽にしたい
という思いで来院されました。
■ 初回の施術
まず、体全体の左右差や姿勢の状態を確認しました。
その結果、
右半身に比べて左半身に短縮しており、
体のバランスが崩れている状態が確認できました。
この左右差を正確に把握することは、
施術の結果に大きく影響する重要な要素です。
また、
既往歴として心臓弁膜症があることも踏まえ、
体への負担に十分配慮しながら施術を行いました。
施術では、
上半身では
- 肋骨の動きの調整
- 手首から上肢の調整
- 肩の調整
- 背骨周囲の自律神経への配慮を含めた調整
を行い、
下半身では
- 足関節の調整
- 膝関節の調整
- 骨盤の調整
を中心に、
股関節の動きの改善を目的として施術を行いました。
施術後には
- 歩行が安定した
- 姿勢が整った
- 深く呼吸ができるようになった
ことが確認できたため、
この日の施術を終了しました。
■ 2回目~6回目の施術
股関節の痛みは少しずつ軽減していきましたが、
坐骨神経痛による痛みやしびれは
しばらく残っている状態でした。
それでも、
- 膝の力が抜ける感覚がなくなった
- 階段の上り下りが安定してきた
- 手すりにつかまらずに移動できる日が増えてきた
といった変化がみられるようになりました。
■ 7回目以降の施術
股関節の状態は大きく改善し、
日常生活で痛みを意識することは少なくなりました。
ただし、
忙しい日や疲労が蓄積したときには
足腰に痛みが出ることがありました。
その際には、
施術を集中的に受けることで
症状を悪化させずに生活を維持できる状態が続いています。
■ 現在の状態
現在は、
年に1~2回程度集中的に来院し、ひどく崩れることも無くなっています。
強い痛みが出てから来院されるというよりも、
足腰の疲労がたまった段階で早めに調整を行う
という形で、
体の状態を維持されています。
今後も、
無理なく日常生活を続けられる体の状態を保つため、
体全体のバランスを整える施術を継続していく予定です。
※個人の経過の一例であり、結果には個人差があります。
関連ページのご紹介
変形性股関節症や坐骨神経痛は、股関節だけでなく、腰やひざ、足の使い方や姿勢の影響を受けながら進行していくことがあります。 手術を勧められている方や、長年の負担が積み重なって症状が続いている方でも、体全体のバランスを整えることで日常生活が楽になることがあります。 次のページもあわせて参考になさってください。
-
変形性股関節症
股関節の変形が進み、歩行や階段の上り下りがつらくなってきた方に参考になります。 -
坐骨神経痛
おしりから足にかけての痛みやしびれが続いている場合、股関節や腰との関係が見られることがあります。 -
脊柱管狭窄症
歩くと足が痛くなる、長い距離を歩けないなど、高齢の方に多い症状の一つです。 -
腰痛
腰の動きや姿勢の変化によって、股関節や足に負担がかかることがあります。 -
ひざの痛み
ひざの状態が変わることで、股関節や歩き方に影響が出ることがあります。 -
こむら返り
夜中に足がつる、足の疲れが抜けにくいと感じている方はこちら。
年齢やこれまでの生活の積み重ねによって体の状態は変わっていきますが、適切に体を整えることで日常生活を続けやすい状態を維持することができます。
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