右そけい部、坐骨、股関節の痛み、左ひざに力が入らない

患者 女性 60代

来院 2016年 10月

症状

学校で用務の仕事をされている60代の女性。友人のすすめで当院に来院しました。用務の仕事ということで1階から4階まで階段の上り下りをします。腰と股関節、ひざの痛みが強くて階段を使うだけで一日仕事をすると痛くてたまらなくなると言います。歩いても階段使っても、仕事をしても痛くならないようになりたい。とのご希望です。施術前に歩いてもらうとぎこちない様子で誰の目から見ても膝が痛いことがわかります。階段を使ってもらうと、柱につかまらないと階段に登れない状態でした。左のひざに力が入らないばかりでなく、右の腰から股関節にかけてかなりの激痛があると訴えていました。

治療内容と経過

骨盤の歪み方と、大腿骨の大転子の左右の位置のずれから最初に仙骨に手を当てて骨盤の調整法を行う。次に左の大腿骨の内旋を調整。膝関節を念入りに擦過して足関節の調整法をする。そしてひざ関節にもどって大腿骨と脛骨の位置の調整を行う。左ひざの曲げ伸ばしを行ってもらうと、先ほどより動きやすくなっていると教えてくれました。うつむけになってから、臀部の調整法、L4、L3の調整法を行い、各椎骨を調整する。以上の施術をしてから、立って歩いてもらいました。股関節が楽だといいます。先ほどの歩き方と比べてもぎこちなさが改善されて歩きやすそうです。一回目の施術はこれで終えました。

 

二回目の施術前にお聞きしたところ、施術後にお仕事が忙しくて痛みがぶり返したと教えてくれました。一番つらい時に二回目に来るタイミングが10日後になってしまったことも原因であるとお互いに確認しました。2回目の時は右股関節の外側に広げた時の痛みの改善をはかりました。

 

三回目以降、週に一度のペースで施術を行いました。一週間目いっぱい働くとどうしても痛みがぶり返すといいます。私はしばらく施術を行っていくと痛くない状態が長いていく続くと説明させていただきました。施術は股関節と腰、ひざを重点的にフォローを継続。

 

12回目に来院したときに、右の腰と股関節の痛みが全く良くなった!と報告してくれました。本当にうれしそうです。施術は股関節より、左のひざに力が入らないことに注力することにしました。

考察

この女性の治療は15回を数え、現在継続中です。今では仕事しているときの痛みがかなりなくなってきて、階段の上り下りも以前ほど苦痛ではなくなった。と報告してくれました。まだ完全には違和感が取れていなので現在治療を継続しています。非常に痛い日がつづいたものですが、希望を持って来院されたことがいい結果に結びついいたケースです。

あいば健整院