膝の痛みと関節のアンチエイジング

膝の痛みと関節のアンチエイジング

ひざの痛みと生活習慣

ひざの痛みを訴える方は「階段ののぼりおりが大変」「台所しごとや掃除のときに困る」「家から駅まで歩くのがつらい」と今まで難なく出来たことが困るようになってきた。といいます。

 

ひとそれぞれに膝の関節のトラブルの原因は違っているのですが、そうじて日本人の寿命が延びたことと、便利な世の中になり自動車やエレベーターを使うことが普通になり足腰を使う時間が減っているのも関係していると言えます。

ひざの痛みと関係しておこること

  • 「変形性膝関節炎」 膝の軟骨がすり減って、関節が変形して腫れたり痛い
  • 「鵞足炎」 膝の内側にある鵞足が腫れたり痛みが起きる
  • 「半月板損傷」 膝のクッション役である半月板が傷ついて痛んだり引っかかる
  • 「ベーカーのう胞」 膝の裏が膨らみ、膝の曲げ伸ばしで痛みや違和感が出る
  • 「「坐骨神経痛」 坐骨神経が圧迫され、膝から足先までにかけてしびれ、痛む
  • 「滑液包炎」 膝の滑液包に炎症が起き、動く時に痛みや違和感が出る
  • 「オスグット病」 成長期に多く、ひざ下の脛骨に痛みと腫れがある
  • 「腸脛靭帯炎」 膝の外側にある腸脛靭帯が炎症を起こし、痛みが出るランナー膝
  • 「膝窩筋炎」 ひざ裏にある膝窩筋が炎症し、膝の曲げ伸ばしで痛みが生じる

関節のゆがみとアンチエイジング

これらの問題にもやはり共通してみられるからだのゆがみの問題が存在します。健康であると、からだは関節や姿勢を左右均等に保つことが出来ています。正しい姿勢を保つのが難しくなると、関節の問題がはじまりだします。

 

じつはひとの一生で健康寿命を脅かしているものは、膝や股関節などの機能低下です。

 

足腰が動かなくなるとと途端にからだが弱るといわれています。その前兆として「痛みが起きる」ことがあげられます。

 

関節が痛くなって動きたくなくなり、行動範囲が狭まります。歩いたり出かけたくなくなる前に関節のアンチエイジングとして整体などのお手入れをしておくと毎日が楽に過ごせるようになります。

関節が痛くなるメカニズム

ひざの軟骨は関節の滑りをよくする役目があります。その軟骨に傷ができてそのままにしておくとひび割れなどに進みます。

 

傷やひび割れに気が付かないままでいると、その下にある骨膜や骨にまで傷が達してしまい痛みがひどくなります。骨には血管も神経もたくさん集まっているのでそういうことが起きてしまいます。

 

このときに痛み止めなどの薬を飲むことでやり過ごしていると、次にひどく痛くなった時には骨がつぶれてしまうまで進んでいることもあります。O脚や脚が曲がって見えると見た目でもわかります。

 

圧迫骨折や骨の変形は「骨が崩れる」といった段階に来ていることになります。

 

軟骨は滑りを良くしたり、からだに加わるショックを吸収する役目があります。血管が入り込まない構造になっているため、ガラスのようなコラーゲン質で成り立っています。

 

関節の軟骨は70歳になっても傷もなく過ごせる人がいる一方、若くして変形が始まりだす方もいらっしゃいます。

 

この差は何かといいますと、からだの使い方の癖や怪我や手術と言ったことが原因となります。そのことによってからだの歪みが起こります。

症状が進んでからでも整体でラクになる

骨盤が傾くと重心に左右の差がおき、両方の股関節やひざにかかる負担の度合いが変わってしまいます。前に重心があるのか、うしろに重心があるのかでも膝にかかる負担の場所は変わります。

 

健康なら左右まんべんなく力が分散して関節に力かかるものが、ある場所に力のかかり方が集中することで軟骨の傷やひび割れが進んでしまいます。

 

ひざでいうと大腿骨と脛骨がじかにぶつかってしまうようになると、相当痛みが出てしまいます。

 

筋肉量が豊富な方とそうでない方でも痛みの出方に差があります。ぐっと体を踏ん張ったときに筋肉がある方は力が体に吸収されて痛みの感じ方も少ないです。

 

日本人の変形性関節症の潜在人口は2000万人と言われています。5人に一人以上は将来膝が痛くなるかもしれない予備軍に入っています。

 

変形性関節症が進む前に早めに手を打っておきたいものです。もちろん筋力を付けるとか、減量も大事です。その二つは現状痛みでお困りの方にはなかなかすぐに進まないのが実際のところです。

 

今後の再発予防につながるためにも、関節に力が片寄ってかかってしまうような体の歪み方を整体で治してしまいましょう。そうすることでアンチエイジングにつながり健康寿命を延ばすことにもつながります。

あいば健整院