腰痛にストレッチはいらない?
腰痛対策としてよく挙げられるもののひとつに、ストレッチがあります。
けれども私は、ストレッチだけで腰痛がよくなるとは限らないと考えています。
ストレッチは本来、
ケガを予防するために行うものです。
たとえば寒い時期に、
急に走ったり跳んだりすると
アキレス腱を切ったり、
肉離れを起こしてしまうことがあります。
そうしたケガを防ぐために、
体を動かす前の準備として行う。
それが、ストレッチの本来の役割です。
つまり、
スポーツ前の準備運動としての位置づけが基本なのです。
スポーツをしていると、
腰痛を起こしたり、
肩やひざなど、どこかが痛くなることがあります。
そのとき、
「無理な動きが体を傷めてしまった」
と考えるのではなく、
「ストレッチが足りなかったからだ」
と、
実際とは違うかもしれない理由に結びつけてしまうことがあります。
すると、
本当に必要な対策を見誤ってしまうことにもつながります。
ストレッチとは、
体を「伸ばす」ことです。
しかし筋肉の働きは、
「伸ばす」ことだけではありません。
「縮む」ことで力を発揮する
という大切な役割があります。
体をうまく使うためには、
・伸ばす
・縮む
この両方が、
必要なタイミングで
バランスよく働くことが重要です。
腰を曲げる
ねじる
伸ばす
こうした動きも、
曲げる筋肉と伸ばす筋肉が
協調して働くことで、
腰に無理がかからないように行われています。
もし、
伸ばす力ばかりが強くて
縮む力が十分に働いていないと、
腰や背中を含めた
どこか一か所に
負担が集中してしまうことになります。
体全体の筋肉を
どんどん伸ばしていけば、
体が柔らかくなり、
ケガをしなくなり、
腰痛もよくなる。
そのように考えられることもありますが、
必ずしもそうとは限りません。
大切なのは、
単に伸ばすことではなく、
体が無理なく動ける状態を整えること
なのです。





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