2018年 6月号 西城秀樹さんの脳梗塞に思う。

こんにちは。もうそろそろ梅雨入りしそうですね!さわやかな天気が待ち遠しいものです。(^-^*)/

 

西城秀樹さんの脳梗塞に思う

西城秀樹さんが62歳でお亡くなりになりました。二度の脳梗塞を発症し、懸命なリハビリの中で届いた訃報でした。私としては、子供の頃から歌番組やカレーのCMなどで親しんできましたのでなんだか信じられない気持ちです。2度の脳梗塞を発症しながら、歌手としての復帰をめざし努力されてきたのです。実は今の医療保険制度では、脳梗塞の後遺症の回復のためのリハビリはどんどん制限されている方向に向かっているのです。

発症して時間が経っていない急性期では病院で診てもらえますが、回復期は受け入れを断る病院が増えているそうです。国としては外来リハビリを介護施設やデイケアに集約させる方針のようです。高齢者を対象にしたこうした施設のリハビリの目的は機能の維持です。リハビリの本来の意味目的は、機能をもとのように回復させるという意味なのです。リハビリと言いながら目的そのものが機能の維持とは、これでは勘違いのもとになりますね。

40代とか50代とか若い方は脳出血の後遺症から機能を取り戻し、職場復帰することを望んでいます。リハビリとはいえ、健康保険や介護保険ではこのような方々のニーズに対応することは出来ていないのです。切実な願いを受け入れてくれる場所が少ないのです。

そこで最近生まれた民間企業が始めた自費リハビリの「脳梗塞リハビリセンター」などがあります。一回当たりの費用が15000円ほどかかり、個人がこれだけの費用を長期間にわたって負担するのはきびしいものです。

あいば院を含めて整体は主に痛みやしびれのリハビリとして利用されていますが、本来の整体は広範囲のニーズにお応えすることができます。脳梗塞の後遺症に対しても出来るだけ早く機能を回復させるようなノウハウがあります。病院から退院した回復期だけでなく、直後の急性期から社会復帰に向けたリハビリが必要なのです。私も自分で出来るリハビリのやり方も含めて、整体の早期に機能を回復させるノウハウが必要な方のお役にたてるように努めていきたいです。

コウケントウのこと

あいば院の治療台の後ろの方に丸い機械のようなものが置かれていることに気づかれた方もいますね。あれは『コーケントウ』という光線療法に使う機械なのです。太陽光線の中で紫外線以外のカラダにとって有益な光線を作り出すための装置です。90年も前からわが国で使われているものなので、効果も安全性も裏付けがあります。特に骨折の痛みと回復には目を見張るものがあるようです。つい先日、家で転んで大腿骨を折ってしまって当面入院しないといけないと会員さんからお電話がありました。退院されたら、コウケントウと活点療法(骨折の場合、目が活点になる)をすると早く良くなることを教えてさしあげました。骨折にも自己の治癒力を最大限に引き出せば、より早く痛みからも解放されるわけです。

あいば健整院