2016年 8月号 神経システムの修復

こんにちは。8月がやってまいりました。今年は『ポケモンGO』のせいなのか、多くの人が外に出て元気な様子です。暑さを気にせずにポケモンを見つけるためにひたすら歩く。ゲームの力ってすごいです。(^▽^;)

神経システムの修復

そもそもやさしい整体でどうして身体が変わっていくのか、みなさんが知りたいところはそこにあると思います。

ともすれば分かりやすく、痛いところ、硬くなっているところを強く揉んでしまいたくなるのが人情というものです。もしくは明らかに変形している個所をボキッと鳴らしてしまえば一発で形勢が逆転できるのではないかと…。それらの荒療治によってひどい目にあっている人がたくさんいたことを考えれば、賭けに出ることはできないものです。私はもっといい方法があるはずだ。との思いでこのやさしい手技で身体を治すことを学び、身に着けてまいりました。

私の行う手技療法は神経システムの修復という目的があります。ソフトなやり方でお身体を変えていきます。みなさんはまっすぐになっているつもりでも調べてみると体の各パーツは右に左に片寄っているものです。このことが神経システムがうまく働いていないことを示しているのです。もんでもちから技でねじ伏せてもこの神経システムの修復は起きません。ふわっと手を当てて、正確に呼吸に合わせて『本当はこっちの動きの方がお体にとって無理はないのですよ。』そうお伝えするつもりで手技療法を行っています。そのやさしい整体でみなさんのお身体は良い方向に向かっていくのです。

引けないのなら押すことで…

神経システムの修復は患者さんのお身体を動かす中でなされることが多いものです。動きを記憶してもらうやり方は手足を軽く引く方法が多くなっています。7月に来られた会員のKさんは右足が伸ばせなくて、上向きに寝るのも大変なご様子でした。そこで活点療法なども使って何とか夜寝られるように回復にこぎつけたのです。ところが右足を伸ばすことができません。本当は右足を伸ばして、『本当はこうやって動いてほしいんだ。』とKさんの右足に語りかけたいものなのですがそれがまだ叶っていないのです。そこで右足を曲げておしこむ技を使っていきました。押すことは動きの回復のなかでやり方としては本当に少ないものなのですが、なんとか右足さんも少しは伸びてきました。無理やりでないやり取りの中できっとKさんの右足も以前のように伸びてくれるものだと思っております。

お師匠先生の語録

私が学んできた先生からいただいた言葉を思い出しましたので、記しておきます。

〇治療家は芸人と一緒。良くなって楽しんでもらってナンボ。独りよがりは絶対ダメ。

患者さんに出会い治療することを楽しみとすること。

〇術者自身が自分はどのような治療を受けたいのか認識していれば姿勢が定まる。

蝉取りを久しぶりにやりました。

会員さんとのやり取りのなかで夏は昆虫採集がいいと聞いて実行しました。そこで30年ぶりくらいに子供達を連れて蝉取りに外に出てみました。アミで採ろうにも意外に難しい。採れないまま、子供の時につかまえた感覚を思い出そうと汗をかいていました。そうしているうちに次女の麻佑が素手で一匹木の下の方に止まっている蝉を捕まえました。親指と人差し指で簡単につかまえたのです。子どもの遊びって大人になると下手になるのでしょうか? (・・;)

あいば健整院