父は私が大学生のときになくなったのですが、好物は
魚の荒でした。魚があったらご満悦だったのですが、
食べたいときには魚屋に行って刺身を買うついでに
新鮮な荒をゲットして自分で料理してました。
当時、食べ盛りの私でも血合いだらけの生臭い荒の煮付け
は苦手でした。私の奥さんは生臭いのもドンドンいけるから
父の食べ方に相通じるところがあって面白いんです......
食べ物の好みは父に似たのでしょうか?かく言う私も時たま
鯛の荒を買ってきて作ります。本マグロの荒なんかがあったら
最優先で買いますね。
本マグロの荒は脂のノリと旨みがあっておいしいのですが、
しょうがをたくさん投入しても血合いが生臭くて苦手なのです。
好きな人は好きなんですね。奥さんはパクパク食べます。きっと
父も喜んで食べたことでしょう。
鯛の荒は塩を振ってお湯を沸かして霜降りにしてから冷水にとって
血合いを取り除くという手順を加えて初めて生臭さが消えます。
以前はこんなスタンダードともいえる調理法しか知りませんでした。
おすし屋さんに行ったり 居酒屋に行った時に食べる鯛荒は何か違うんです。
あるとき、調理場が見えたのですが、鯛の荒を直接グリルで焼いて
からなべの中で醤油で煮て出していました。
私の中ではかなり刺激的な調理法で早速、真似して実践してみました。直接
魚を焼くグリルでこんがり焼いてから醤油とみりんと日本酒で5分間
炊きました。
こうするとお手軽だし、しかも焼くことによって生臭さが消滅するし、水っぽく
ならないからうまいんです!そんなわけで私も奥さんも鯛の荒は好物なんです。
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