昨日のつづきです。筋肉を元に戻すことをさらっと述べましたが、では具体的に
はどうしたら戻るのか?ここのところは先人の苦労が垣間見えます。あくまで個人
的な解釈なのですが、どうやってこの整体が出来たのか考えてみます。
背筋がピンと伸びるためにはどうしたらいいのか?問題提起してからの発想ではなく、
身体を操作しているうちに姿勢が変わった。何故だろう?変わった結果から、どうすれば
効果的に身体がよくなることを再現できるのだろうか?実験を繰り返すことによって
現在の整体の形に出来上がったのだろうと推測されます。
身体の構造的な仕組み、問題が起きそうな個所、動き方。解剖学的、生理学的に
身体の特徴をつかんだ上で身体を動かす実験の中で治す方法が編み出されました。
脚の持ち方、腕のつかみ方。検査の方法からすべてが緻密にできていて、無駄がなく
ノウハウが詰まったものになっています。先人たちが考え抜いた結果、理由があって
現在のやり方に洗練されたのだとわかります。
先人たちの知恵を授かり、後を追う私たちは整体の成り立ちを知り、出来上がった結果
だけを覚えるのでは道半ばだと思います。先人たちのたどった道を知り、向かう道の先
まで意識を向けないと向上できません。

