ストレートネックという言葉は、医療機関で診断されてから初めてその言葉
を知る人が多いものです。普通の人はストレートネックという言葉の概念すら
知らないようです。
ひどい寝違えが続いたり、肩こりでお医者にかかったり、腕のシビレがある
人がレントゲン検査の結果、ストレートネックだから......。と診断されるケース
が多いようです。
ストレートネックとは、レントゲンで真横から見た頸椎が本来は軽く前湾する
はずなのにまっすぐになってしまっている現象です。これを首の骨がまっすぐに
なっている。と表現する人もいますが、正しいとらえ方ではありません。
首の骨は7つ積み木のように重なっているものです。一個一個の骨がまっすぐ
に変形するわけではありません。ひとつひとつを支えている靭帯なり、筋肉がき
ちんと頸椎を支えることができないとストレートネックと呼ばれる状態になって
しまうのです。
医療機関では、ストレートネックと診断されたあと、大きく分けて3つほど対処
法が提示されます。
①痛みどめや筋肉の緊張を和らげる薬、湿布 ......薬物療法
②牽引やマッサージなどのリハビリ ......物理療法
③麻酔科などで行われる注射 ......注射
どれもストレートネックを根本的に改善させる決め手にはなりません。とくに首を
牽引した場合、重力に逆らって天井方向に引っ張るので首の調子が悪化する
ことにも注意をはらいたいものです。
薬物治療や注射は、頸椎が真っすぐになっているという構造的な変化に対応す
るものではありません。痛みをぼかしたり血流の促進を期待するものであって、
根本療法ではなく対症療法になってしまいます。
ここで注目すべき点は、骨の変形ではなく、支えている筋肉の異常を正さないと
いけない点です。
首は曲げ伸ばしするために、力を入れたり逆に力を緩めたりして複雑な動作に
対応しています。固くなった筋肉が緩むだけでなく、しかるべき場所に力が入らな
いと正しく首を前にそらせることにはなりません。
一人一人、首の角度や姿勢、ゆがみ具合といったものはみな違っています。
オーダーメイドの整体でその人に合った調整法を処方していくことで、長年かけて
首の構造的な異常がもたらしたストレートネックに対処できるものです。