赤ちゃんが産道をとおって生まれてきたときに、お母さんの産道は開いた状態
です。元に戻るのに一カ月から数カ月かかるとされています。
産後歩き回ることをせず休息を十分に取った場合、産道の外側開いた骨盤は自
然に元に戻っていくものです。骨盤が開いたまま戻らないと姿勢や体型の異常
となってすがた形に現れてきます。
『骨盤が開いて』 など本や雑誌に書かれています。言葉だけをみると骨の異常
を元に戻さなくては。と思ってしまいます。骨盤は骨です。骨を支えたり、動かしたり
位置を決めているのは靭帯や筋肉です。
骨は勝手には動けないわけです。骨盤を前後、左右、対角線に支えている筋肉
によって開かせたり、閉じたりしているわけなのです。骨盤が開いているような筋肉
の異常、ひいては体の異常を正していかなくてはなりません。
骨盤ベルトもあります。骨盤を閉めつけたら元に戻るほど体は単純にはできてい
ないのです。骨盤は腹筋や背筋だけではなく、脚の筋肉によっても支えられていま
す。手足のねじれから骨盤が開いたりゆがんだりすることもあります。
骨盤だけ閉じればいいわけではありません。体全体の異常を正す中で骨盤も元に
戻していけば、より長く快適な状態が保たれることになります。