体にメスはなるべく入れないほうがいい。という話はよく聞きます。手術を経験
された方が実感を込めてお話しするので、経験していない立場からすると何故
だろうと思うものでしょう。
確かに手術をすることは、しないと後々困ることになるからやむを得ずすること
になることが多いものです。手術をした後に残るのは傷跡です。手術痕というヤツ
です。この手術痕がやっかい者なのです。
人の体は骨格の上に筋肉や脂肪をまとっている存在です。筋肉や皮膚などの
洋服を着ていることと同じです。手術することで傷跡が治るときに体をまとって
いる筋肉や皮膚のサイズが変わってしまうことが考えられます。
腹部をきると縮んだ分だけ筋肉は、神経血管を引っ張ります。骨格の姿、形を
変えてしまう場合もあるでしょう。これが肩の凝りを引き起こしたり、関節の痛みを
起こします。腰を手術した場合にも当然影響はあるものと考えられます。
腰を治すのに腰を傷つけてしまう。矛盾が方法の限界を現わしているともいえま
す。手術を行うことで腰に新たな古傷を作ってしまいます。どんなに優れた外科の
お医者さんが執刀してもそうなのです。
医学は日進月歩の世界です。安全で体を傷つけることなく体を治す方法が、生み
出されたら良いと心から思います。