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プールでリハビリするとどうなるか?

 温水プールでリハビリすることが広まって、最近ではフィットネスクラブでも盛んに
高齢者を対象にプールでの運動が行われています。

 リハビリとはそもそも 「カラダの機能を回復させることによって人としての尊厳を
取り戻す」 ことを目的に行われます。プールでのリハビリは脳卒中や脳梗塞後の
片麻痺の回復に有効とされています。

 ところが方麻痺には有効なプールでのリハビリも重症の腰痛や膝の痛みに対しては、
かえって害になるものです。

 腰痛や膝の痛みは動かすと痛いことがほとんどです。お体にとっては動くことに
よって無理が起きている状況です。痛くてもプールで動いている間に治ることを期待
してリハビリが行われます。

 トレーナーの先生もお医者さんもリハビリしている当人もリハビリをして身体がよく
なっているのか、悪くなっているのか測る尺度がありません。だから数か月通ったけ
どだんだん痛くなった。などということが起きるのです。

 たとえば、胃が痛くて潰瘍になった人はまず消化機能を全面的に休めることから
始めます。潰瘍が無くなって胃の痛みが無くなってから初めて消化のいいものから
食べ始めます。そこには胃をきたえないと。などという発想はありません。

 腰も膝も鍛えなくてもいいのです。痛みが出なくて済むようにカラダの異常を治す
のです。痛みが出るようになった体自体を治すことが欠落したまま、足腰を鍛えよう
として失敗してしまう例が非常に多いのが現状です。

 まずカラダの壊れた状態を治す。そして歩いても痛くなくなったら、日常生活の動作
を続けていただいくと自然と必要な筋力は取り戻すことができます。腰痛や膝に関し
ては、たとえプールでのリハビリでも頑張ると逆に関節に無理が起こります。

 


2009年11月11日 12:59

メタボならぬロコモ (ロコモティブシンドローム)


 近年、ロコモという言葉が注目されています。骨や関節の運動器の機能の障害から
移動能力が落ちて要介護になる危険を示す概念だといいます。

 ロコモの要因となる疾患は、
 ①骨粗相症、②関節の変形、③脊柱管狭窄症 この3つがあげられ、複合して起きたり
積み重なって身体を動かす機能が低下します。

 平成19年度国民生活基礎調査によると、介護が必要となる主な原因に脳卒中、
認知症、と並んで転倒や関節疾患があげられるとしています。関節疾患を防ぐことは
要介護にならないためにもっと意識され、予防が必要です。
                           (11月10日産経新聞17面の記事より引用)
                 
 脳卒中になったり、認知症と判定されてたら正常に戻ることは至難ですが、関節疾患
の場合には、回復させる手立てはあります。要介護になってからでも遅いことはありま
せん。

 近年は整体などの民間療法がかなり進歩しています。以前は脊柱管狭窄症などに対
して民間療法は無力でした。理学整体が発表されてから狭窄症の症状が無くなり、以前
と同じ生活ができるようになった方も多いのです。

 理学整体でいつまでも快適に立ったり歩いたりできる人が増えることを願ってやみませ
ん。


2009年11月10日 09:59

出産後の膝痛

 出産後のお悩みで多いのは腰痛、尿漏れ、肩こりや膝の痛みです。特に膝の
痛みに関しては両膝が痛いとおっしゃる方が多いようです。たいがい膝の痛みを
訴える方は片膝なのですが、経産婦さんは両方の痛みを訴えます。

 お産して膝が痛くなる理由はいくつかあります。

 ① お産して産道が広がることにより、脚を動かしている膝周りと腰からお尻の 
   前後の筋肉の働きが変わってしまい、もどらない。
 ② 体型の変化から体の重心位置が変わり、体重を支える膝の負担がかかる場所
   が変わってしまった。
 ③ ホルモンの働きで靭帯の引き合う力が弱くなった。
 ④ しゃがんだり、立ったりと お産前より膝に負担をかける動作が多くなった。

 いくつかの理由が重なって症状が出ますが、妊婦さんによって事情は違います。

 私が理学整体して膝が痛くなる妊婦さんに共通して見つけたことに、仙骨から第五
腰椎にかけての異常な硬さがあげられます。

 仙骨は骨盤の後ろ中央にあり、腰を蝶つがいのように結びつけてあります。ここを
調整することにより、膝がぐっと楽になるようです。

 

 
 


2009年11月 9日 22:03

ヘルニア

 今週はヘルニアでお見えになった方が多かったようです。
 
 椎間板ヘルニアは首でも腰でも起こるものです。痛みとしてはかなりひどい
ものです。腰痛でも首の痛みでもヘルニアと診断された方は普通のぎっくり腰
や寝違いと違う治り方をするものです。

 車の修理に例えるなら、コスった傷を治すのか、へこんでしまった車体を修復
するかの違いになります。ねんざや寝違いは、筋肉やスジを痛めてしまった状態
です。椎間板ヘルニアともなると関節を構成している軟骨がひび割れしている
状況です。

 例えるとかすり傷とホネグミを治す違いになります。かすり傷ならシュッと1~2回
できれいに直ります。ホネグミとなると必要な道具を揃えて匠の技を使って、
念入りに修理することで完成度の高いリフォームが実現できます。

 車をコツンとぶつけると何十万円かかかるものですが、長い間かけて痛めた
体を治すのはそれほどの負担はかからないものです。


2009年11月 6日 23:27

頚椎症の方のお話

 前回は話を聞くことについて書きましたが、今日は詳しく聞くことで大切なこと
が分かった例を取り上げることにします。

 首から肩にかけて痛みやコリがある患者さん。良く聞いてみると10年前に
脚がしびれて、お医者さんでMRIを撮ってもらったときに足のしびれは首から
来ていると診断されました。

 割とサラッというのでよく聞いていないと聞き逃してしまうのですが、首がかなり
悪くなると脚にも症状が出ます。ということはこの患者さんは10年も前からかなり
首が悪い状態だったと判断されます。

 体を1本の樹木に例えるなら、脊髄は幹、末端の神経は枝葉となります。身体の
根幹部分の脊髄が障害されると首から脚に症状がでたり、両手両足に症状がで
ます。

 ここまで悪くなると数回理学整体やっただけで治るとは言い難い状況になります。
キチンとお話を伺うことで診た印象と実際の症状のギャップを見つけることも出来る
わけです。

 この患者さんのお話にもどしますと、一度の理学整体でかなりの症状が改善され
たようなので、10年前のMRIで診断されたことが正しくなかったのかも知れません。
 
 情報に振り回されない様に、前向きにやってみるといい結果が得られることが多い
ように思います。


2009年11月 5日 09:57

話しを聞くことの大切さ

 初めて整体する方に対しては、出来るだけ丁寧にお話をうかがう事にしています。
整体を受ける側にとっては何から話していいのかわからない人も多いものです。

 私はまずはナゼ理学整体を受けようと思ったのか?そこから入ります。大多数
の方は痛くなった、だんだんシビレが出てきたなどの症状を訴えます。中には元
気になりたい、姿勢を良くしたい、猫背を治してシャキッとしたい。など、みなさん
の要求は幅広いものなのです。

 理学整体で出来ることは一般的に考えられている整体の効果より、かなり広い
範囲をカバーできるものです。そこで理学整体で出来ることと、患者さんのご希望
に添えるかどうかキチンとお話しすることになります。

 ある程度こちらが整体するために必要なことを聞き出すために、話しの内容の
焦点をしぼっていくことがあります。体が治っていくために聞き逃せないような重
要なヒントが隠されているからです。

 ところが、ここが落とし穴だったりもします。私が聞きたい答えを聞き出すための
質問になっていることがあるのです。あってはいけないことなので、肝に銘じている
わけです。
 
 情報を自分の知識や経験のフィルターを通してしまうと、ありのままの事実をゆが
めて聞いてしまうことになります。

 防ぐためには、お話しを途中で遮らないこと。最後までお話してもらってから、コメント
することが大切だと感じております。


2009年11月 4日 22:30