膝に対する予言
もう何年も前にある患者さんが薬局で待っていたところ、知らないおじさんに話し
かけられたことがあったそうです。
「あなたの右ひざは将来、手術しないといけなくなるほど悪化するから気をつけな
さい。」
実際のところ、このように予言された患者さんの膝はそれほど変形が進んでいる
わけでもないし、痛くて正座できないわけでもありません。ただそのように言われて
かなり気にされているようです。
確かに将来が見える人もいるようです。でもこれはいけませんよね。言ったらいい
っぱなしですものね。
そのひとの思考が体に影響することが、ままあります。膝が悪化するかもしれない。
そのように常日頃思っていると実際にだんだん悪化します。自分で暗示をかけてし
まうのです。
このおじさんの不親切な言葉に私は怒っています。患者さんの膝が何の心配もな
いようにちゃんと整体で治しておこうと思います。
2009年8月25日 14:37
うつ病なおりますか?
いろいろな症状が治っていくと、さらに難しい病気でも治るものなのか?と
思う方も当然ながらいます。ここで私達治療師は出来ることと出来ないことを
明確にしておかないといけないと思うのです。
「うつ病治りますか?」
こう聞かれたら、整体でうつ病に対する処置はありません。と答えることにして
います。理学整体をやっていく中でうつ状態から回復していく人はかなりの数に
のぼりますが、うつの病気が治りますと言い切ることはできません。
うつ病で病院で薬を処方されている人は、薬でも良くならないほどの状況である
ことが考えられます。もしくは心理カウンセラーの専門家がかなりの時間を割いて
カウンセリングをして何とかなるレベルにあるのかも知れません。
うつ病という病気と症状はあまりにも広い概念なので、軽々しく引き受けたら軽
い方も重症の方も混然としてしまいます。重症のうつの患者さんの場合、危険な
こともありえます。
治療院に来院される方は、人間ですから100パーセント心の問題を抜きにして
は施術は成り立ちません。治療師はうつ病を治す専門家ではありませんが、心の
問題は治療する側にとって、これから心血を注いで探求していかないといけない
分野となるでしょう。
2009年8月23日 23:47
...ような気がする。
あいば理学整体院では最初に今ある症状を聞きます。整体した後にその症状が
どう良くなっているかももちろん聞くことにしています。アフターフォローを大切にして
いるからです。その場で何が変わったのか、患者さんと一緒に確認するのです。
変わるはずの症状が、...ような気がします。といったような歯切れの良くない返事
の場合、もっと良くなる可能性を検討します。聞いてみると今までしたことがなかった
ようなことをした。とか新しく痛めたところがあるなど必ずヒントがでてきます。
そこで得られたヒントを元に微調整をすると、さっきより良くなりました。との返事が
いただけます。私としてはホッとするのですが、少し反省します。何かが違うことに気
が付いていながら、途中で見極められなかったことが悔しいのです。
患者さんはお任せしてくださるので、私が異変を発見しないといけなのです。それ
でも初めから答えを教えてくださる患者さんもいたりして、そんなときはありがたいも
のです。
何か残っていても最後に微調整して、身体を変えることは必ず狙い撃ちしていきま
す。それはプロですから。当然ですね。
2009年8月20日 23:30
横隔膜の調整...
私が理学整体を学び始めた7年ほど前、整体を受けながら聞いたはなしが
あります。「横隔膜の調整しときましたから...。」
なんだそりゃ!(;゚Д゚)
しかも整体を受けた人は、心から納得しているように見えたのです。調整さ
れたひとは、次の日に山登りに行くので身体を元気にしておこうと整体しに来
た人でした。
横隔膜の調整だって。横隔膜にどうやって触っているのか?当時の私には
不思議でたまらなかった思い出があります。
今になって来院された患者さんから、呼吸が深くなりました。すごく息がしやすく
なりました。そんなお声を頂戴しますと、ヨシヨシ。横隔膜もチャンと調整されて
いるんだな。と実感します。
上半身がキチッと整ったら、深い呼吸もしやすくなって横隔膜も整うんだな。
私たちは身体をのなかの横隔膜を覗き見ることは出来ません。私が整体する側
になって、患者さんの呼吸機能が回復するのがわかるようになりました。
2009年8月19日 20:23
寝がえり
4か月になる子供が寝がえりをしはじめました。ヨイショっとうつむけになることが
昨日から出来るようになったのですが、まだ自力では仰向けになることができません。
だんだんうつむけが苦しくなってくると助けを求めて泣きます。
そしてせっかく上向けで寝ていたのに、またゴロンとうつむいてしまいます。何度か
繰り返しているうちに、いつも右側から寝ころぶことが分かりました。日頃の体の使い
方がその人の体の姿勢を決めてしまう。子供を見ていて思い出しました。
カラダの使い方の癖は4か月にして身につけてしまっているのか!そう考えると
癖そのものを直すことは難しいように思います。曲ってしまった体を整体で真っ直ぐにする
方がはるかにやさしいですね。
幼児は大人と違って体が出来上がっていないから、大人ほど重力の影響を受ける
こともありません。身体の重心が狂うために不具合が起きることもないのです。また、
経絡と言われる気の流れも大人のように完成されてもいません。
幼児だからあまり気にすることはないのでしょうが、まんべんなく体を使うことのむず
かしさを教えてもらいました。
2009年8月18日 15:19
スポーツジムに畑仕事に
久しぶりにあいば院に私の母が来院しました。ここに来れば腰が楽に
なってルンルン気分で帰れるハズ...。とか思って来たらしいのです。診て
みると腰から上半身が左に曲ってしまってかなり壊れています。そう!
文字通り壊れています。
どうしたの?と聞いてみると、スポーツセンターに行っていろいろなメニュー
をこなしていたら5時間もやっていて、終わって帰ってから家庭菜園の手入れ
に精をだしていたらこうなっていた。というのです。
いくらなんでも壊れすぎです。私が小さい頃、母はくしゃみを2回しただけで
寝込むくらい腰痛がひどかったのです。母はレントゲンで腰を調べたら第4と
第5腰椎の椎間板が見当たらないくらいすり減ってしまった腰の持主です。
それでもこの2年ほど無事で来れたのが奇跡的なのです。限界を超えて
体を動かすと見事に身体って壊れるんだな。と身をもって教えてくれたようで
す。
治すのが少し大変だったので危機管理意識が足りない!と私がいつも母に
説教されていた言葉を整体しながら私も言っときました。少し酷だったかな。
2009年8月18日 15:17
お墓参り
お盆が明けてからお墓参りに行って足腰を痛めたと訴える方が毎年いらっしゃい
ます。今年もやはりお見えです。こればかりは仕方がありません。
いいことしたはずなのに痛めてしまうのは何か腑におちない気がします。お墓は
普通山の上などの見晴らしの良い場所にあるか、行くのに大変な場所にあるもの
です。
一年でもっとも暑い時期に急な坂や階段を上って無理が起きるのですね。暑い
から家からあまり出ない時期に馴れない坂や階段を上り下りして膝を痛めた。腰
がとても痛くなりました...。これは日本全国で起きていることでしょう。
動きによって体を傷めることがあります。お墓参りは普段は歩かないような場所
を歩くので、ただでさえ脚腰を痛めているのに余計に負担を強いるものです。暑い
し、注意力も低下しています。
馴れないことは体を傷める確率を高めます。来年からはお墓参りには気をつけま
しょう!警報でもでもしましょうか?
2009年8月17日 14:39
年の所為(少年バージョン)
私たち整体をしているものは、いわゆる医業ではないので診断というものは
出来ないことになっています。とにかく手によって体を良くすることの専門家な
のでお医者さんとは違った体のとらえ方をします。
お医者さんは、診断することが仕事であり患者さんは的確な診断を求めて
受診します。お医者様も判断に困るケースも出てきます。困ると言っても命に
別条のない症状などは、年の所為にしてしまうことも多いようです。
レントゲンやMRIが発達しても本人が訴えている自覚症状である痛みなど
は映らないものです。骨が折れている。脱臼している。ヒビが入っているなど
は映りますが、細かい筋肉や損傷している神経などは映りません。
そこで登場するのが、年の所為。という言葉です。この言葉の前ではあらゆる
データや画像を前にしても説得力と諦めさせる力では及びません。納得させる
のには最強の二文字ではないでしょうか?
整体の診方では年の所為。なんて言葉はありません。いくつになっても身体を
良くする方法はちゃんと存在するのです。
最近来院された高校生の患者さんで、お医者様に生まれつきだから痛みが
出やすい。と診断された方がいました。生まれてからかなりの年月が経っている
はずなんだけどなぁー。そんな風に思いながら治療して良くなっていかれました。
考えてみると「生まれつきだから...。」というのも年の所為のカテゴリに入りま
すね。あきらめさせる言葉少年バージョンでしょうか?
2009年8月 5日 18:37