還暦を過ぎた方からの訴えです。
「先生、整体やっても身体はすぐに元へもどってしまうのではないでしょうか?」
「若ければ早く治るのでしょうが、年をとると悪化したまま良くならないのでは?」
「定期的に通って悪化するのを食い止めるのが精いっぱいなのではないでしょうか。
それでも年をとっていくのでやがては食い止められなくなってしまうのでは?」
前向きではない訴えなのですが、これは人生の大先輩の持つ特有の気持ちです。
まだまだいつまでも今までと同じように過ごしたい。そう思う気持ちと身体の変化に
対する不安な気持ちを訴えたくもなります。
『生きている限り、爪も伸びます。毛も生え換わります。細胞だって生まれ変わります。
カラダだって早い遅いの差はありますが、回復する方向へ向かっているのです。』
わたしはそのように答えています。すべての生き物はいつかは生を終えるように決め
られています。悟りを開いたお釈迦さまも生きていることは素晴らしいと説法したそう
です。
患者さんは、整体受けながら私にただじっと聞いてほしかったのでしょうね。