ケニア人の長距離ランナーの走りはすばらしい。日本人の走りとはどこが
違うのか研究された結果が、最近発表されました。
ケニア勢は、日本選手と比べて、腹部のインナーマッスル(深層筋)であ
る大腰(だいよう)筋が発達していることが、日本陸上競技連盟科学委員会
の研究でわかった。 (毎日ニュースより引用)
大腰筋は太ももを持ち上げるときに使う筋肉です。股関節を曲げる時と、
脊柱を自然に反らせる動きをしています。
走るときにも重要なら、腰の調子とも大いに関わってきます。腰痛のときは
ほぼ例外なく、大腰筋、腸腰筋にも動きと緊張と弛緩に問題があります。
問題があるときは、鍛えたらよい。話は鍛える方向に行き勝ちです。実は
鍛えるのではなく大腰筋の本来の機能を取り戻すのが、腰痛を克服するた
めには必要となります。
大腰筋は、動物のお肉ではフィレ肉に当たります。二本あるわけです。
身体を治すにはこの二本の筋肉が並んで正しく働く必要があります。
腰の奥深いところにある大腰筋に直接働きかけ、しかも左右のが同じように
動くようにするにはどうすればよいか?
手も届かない、針を打っても左右の違いを治す事ができない。さて、どうすれ
ばよいか?
左右の股関節を分けて動かす治療方法にたどり着いた先人達の知恵
に改めて脱帽します。大腰筋を物理的な力でとらえるのではなく、動かすこと
で調整するから骨盤をそろえることも自然な姿勢を保つことも出来るように
なったのです。